Nの視点〜俳優界のマルチの話〜

Nの視点です。 俳優活動の中で参加した「映画塾(シネマ塾)」、「経済塾」という勉強会からマルチレベルマーケティングに勧誘された経験を綴ろうと思います。 マルチレベルマーケティングへの参加を否定するためではなく、自分の体験と意見をインターネット上に残すことで、勧誘された方の判断材料にして頂くためにブログを開設しました。 どうぞよろしくお願いします。

芸能界のチケットノルマとマルチ商法の驚くべき共通点

こんにちは。Nの視点です。

本日のテーマは少し毛色を変えて、芸能界における 舞台俳優や声優志望の若者とマルチ商法の関わり についてです。

なぜ俳優や声優の卵たちがマルチのターゲットにされやすいのか?そして、なぜ彼らはマルチにのめり込みやすいのか?

実体験を踏まえながら、その背景を掘り下げてみたいと思います。

 

目次

 

野澤グループと芸能志望者へのアプローチ

私が勧誘された野澤グループでは、アムウェイの名前を出さないフロントセミナーとして「シネマ塾」という勉強会が開催されていました。

過去記事:シネマ塾の実態について

この「シネマ塾」では映画を通して“教養”を学ぶとされ、またプロフィール写真撮影会や話題の映画鑑賞会といった「芸能活動に役立ちそうな場」が整えられていました。

しかし、そうした受け入れ態勢以上に注目すべきは、 俳優・声優志望の若者そのものがマルチに依存しやすい素質を持っている という点です。

夢の肯定と「裏情報」の魅力

俳優や声優を志す人たちの多くは20代半ばから30代に差し掛かります。この年代から業界で成功するのは難しいのが現実です。

  • 養成所で芽が出なかった
  • 事務所に所属しても売り込まれない
  • 「そろそろ潮時か…」という焦り

そんなときに「あなたはまだ夢を叶えられる」「やり方が悪かっただけ」と肯定してくれるコミュニティがあったら、依存してしまうのは自然なことです。

過去記事:夢をアムウェイにすり替える構造

実際には「芸能で成功するにはまずアムウェイで成功を」と誘導され、夢がすり替えられてしまうだけ。

純粋さと情熱が、マルチ商法の「自分ならできる」と信じ込ませる土壌になってしまうのです。

養成所ビジネスとマルチの親和性

特に「養成所ビジネス」を長年経験している人は、マルチにハマりやすい素質を持っています。

養成所ビジネスとは:

  • 若者を所属させて高額な授業料・所属料を徴収
  • スキルが身につかなくても「続けること」が正当化される

野澤グループで出会った人の中には「声優養成所に7年所属していた」という人もいました。

何年も成果が出なくても努力を続けられるタイプは、マルチにとって“理想的な養分”なのです。

チケットノルマという搾取構造

次に、俳優が直面するもう一つの壁―― チケットノルマ です。

小劇場や朗読劇では以下のような形態が一般的です:

  • チケットノルマはあるが出演料はない
  • ノルマ以上を売ると「チケットバック(歩合制)」が発生する

しかし多くの場合、俳優は出演料を得られず、チケットを自腹で買い取るケースすらあります。

野澤氏も「チケットノルマなんて被っちゃダメ。俳優に営業を押し付けているだけ」と述べていました。

これは私も同意見です。

 

チケットノルマに見られる搾取構造

次に、俳優が直面するもう一つの壁―― チケットノルマ です。

小劇場や朗読劇では以下のような形態が一般的です:

  • チケットノルマはあるが出演料はない
  • ノルマ以上を売ると「チケットバック(歩合制)」が発生する

しかし多くの場合、俳優は出演料を得られず、チケットを自腹で買い取るケースすらあります。

野澤氏も「チケットノルマなんて被っちゃダメ。俳優に営業を押し付けているだけ」と述べていました。

これは私も同意見です。

 

一般社会では、未経験でもアルバイトには研修中から賃金が支払われます。

当然、芸能界でも同じように、俳優も契約した以上は労働対価が支払われるべきです。

ところが現実は、俳優業という名目で営業活動だけを押し付けられる構造になっています。

 

チケットバックの本来のあるべき姿は「自分が出演し、良いと思った舞台のチケットをファンに届けること」に対価が支払われる構造です。

ところが現実には――

  • 家族や友人・知人
  • 過去の共演者や仕事仲間

こうした“縁や絆”を利用して売りつけざるを得ない構造になっています。

そして矛盾しているのは、本当にお客を呼べる人気のある役者なら、そもそも出演料が支払われる契約になる という点です。

 

マルチとの共通点

この仕組みは、マルチ商法の実態と驚くほど似ています。

マルチも「自分が良いと思った商品をクチコミで広め、その分の報酬を得る」という建前があります。

しかし現実はどうかというと、やはり 家族や友人・知人の縁や絆を利用して商品を売りつける 形になっています。

つまり、俳優業界とマルチ商法はどちらも「理想的な仕組み」と「実態」が乖離しており、関係性の搾取によって成り立っているという共通点を持っているのです。

 

マルチ商法への橋渡し

こうした 養成所ビジネスやチケットノルマで苦しむ俳優たち に対し、野澤グループは「夢を叶える方法は他にある」と語りかけます。

「やり方が悪かっただけ」「今からでもあなたの夢は叶う」と背中を押しつつ、最終的には「アムウェイで成功しなければ芸能の夢も叶わない」と思い込ませる――典型的なパターンです。

 

まとめ

今回は、俳優や声優志望の若者がマルチに取り込まれてしまう背景について取り上げました。

  • 夢の肯定と裏情報への依存
  • 養成所ビジネスの延長線上にある思考
  • チケットノルマという搾取構造

これらが重なり合い、芸能志望者がマルチ商法のターゲットとなってしまうのです。

 

 

次回は、野澤グループが 「搾取される俳優の受け皿」 としてどのように作用しているのかについて掘り下げていきます。

 

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