Nの視点〜俳優界のマルチの話〜

Nの視点です。 俳優活動の中で参加した「映画塾(シネマ塾)」、「経済塾」という勉強会からマルチレベルマーケティングに勧誘された経験を綴ろうと思います。 マルチレベルマーケティングへの参加を否定するためではなく、自分の体験と意見をインターネット上に残すことで、勧誘された方の判断材料にして頂くためにブログを開設しました。 どうぞよろしくお願いします。

アムウェイ面談で語られた“成功の条件”とスピリチュアル誘導

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こんにちは。Nの視点です。

昨日の記事↓では、アムウェイの「海賊塾」の全体像についてお伝えしました。

マルチから参政党へ──海賊塾が作る“カルト的支持”の構造 - Nの視点〜俳優界のマルチの話〜

本日は、その後に行われた個人面談について詳しくお話しします。

実は、海賊塾の核心はセミナー本編ではなく、その後に行われる一対一の面談にあったのです。

自己啓発の延長線上で、スピリチュアル要素へと誘導されていく流れも垣間見えました。

 

目次

 

本社カフェでの「特別」な面談

 

私が面談を受けたのは、アムウェイ本社内のカフェスペースでした。

担当は野澤さんで、私の紹介者も同席。

通常は海賊塾の直後に行うそうですが、希望者が多かったため日を改めて実施されました。

この面談は希望制で、強制されるようなことはありませんでした。

私はこの時点で "自由人になる契約書" にサインはしていませんでしたが、実質的にはABOになる前提で話が進められました。

 

成功への近道?から始まる親身な相談

この面談は、いきなり勧誘というより「どうすれば成果を出せるか」という成功への道筋から始まりました。

当時、公務員を辞めて一般企業へ転職したばかりだった私は、仕事や生活面についてもかなり親身に相談に乗って頂きました。

その中で、『ユダヤ人大富豪の教え』の作者である本田健さんの『就職するまでにしたい17のこと』を勧められました。

こちらの本のレビュー記事は改めて書いていこうと思います。

 

動物占いと開運カラーで勧誘戦略を構築?

後半になると話題はスピリチュアル色を帯びていきます。

まず、配布されたプリントを使って誕生日から5つのアニマルを導き出す「動物占い」での自己分析をさせられます。

次に、どの動物の人と相性が良く、どの動物の人と相性が悪いのかをプリントに書き込ませます。

そして、海賊塾で作成した「一緒に旅行したい20人リスト」に誕生日占い結果を書き込み、自分と相性の良い相手から勧誘順を決定するよう言われました。


さらに、インド6000年の歴史を持つという「カラーチャート」も勧められました。

これは開運カラーを知るための診断で、日本で正式に見られる人は数人しかいないとのこと。

受けたい人を4人集めれば、数万円の診断料を割り勘で受けられる仕組みで、野澤グループが特別なコネを持っていると強調されました。

 

その場で契約はなし、しかし着実に心理的距離を縮める

面談の場で契約や登録を迫られることはありませんでした。

しかし、具体的な勧誘スケジュールを立てる流れにはなります。

「他の会員はどのくらいで自由人になっているのか」と尋ねたところ、

早い人は3ヶ月、成功者は5ヶ月から、

数年やってもまだ達成できない人もいる」

という現実的な回答が返ってきました。

 

そして、以前の勉強会(【実録】アムウェイ本社での勉強会に潜む勧誘テクニック - Nの視点〜俳優界のマルチの話〜)での帯川さんの「5人勧誘してその5人が同じように勧誘すれば……」という説明については

勧誘する人の質によって変わる。ものすごい勧誘力のある人を仲間にできればその人だけで自由人になれることもある」

「どれくらいで達成できるかは自分と仲間の “集中度合い” 次第」

「僕は25人仲間にして自由人になった」

と改めて補足されました。

 

この個人面談では「誰でも成功する」とは言われず、むしろこのビジネスで成功するためには「集中」が必要ということを強調されました。

5人勧誘してその人たちも同じように勧誘すれば……」という帯川さんの解説にはリスク難易度に関する説明が一切ありませんでしたが、この面談では現実的目標を達成することを見据えた計画性を見出すことができたのを覚えています。

 

「人間関係は壊れない」という甘い言葉の裏側

面談では、

アムウェイ人間関係が壊れると言われるが、僕とお友達のアポイントを取るだけでいい。話すのは僕がやるから関係は壊れない

と説明されました。

しかし、実質的には友人をカフェでの勧誘に連れてくる行為そのものが関係悪化の引き金になり得ます。

加えて、動物占いカラーチャートといったスピリチュアル要素を取り込み、特別感希少性を強調する点には、閉じたコミュニティが外部批判から守られる構造を感じました。

 

参政党との「構造的」な共通点

この面談手法には、参政党のようなカルト的政治団体の活動にも見られる構造があります。

 

  • 勉強会個別接触支持表明参加促進
  • 個人情報(誕生日や嗜好)を元にしたターゲティング
  • スピリチュアル特別情報による囲い込み
  • 外部批判をかわすための「誠実さの演出

 

参政党は、このようなスピリチュアル的価値観と政治活動を結びつけて支持基盤を形成しており、アムウェイ会員にも広く支持者がいます。

その理由は、実態は参政党の幹部こそがアムウェイなどのマルチ上位会員だからです。

アムウェイ会員が参政党支持に誘導される流れについては以下の記事をご覧下さい。

【みんな気づいて】参政党とAmwayをつなぐ「裏ネットワーク」の存在 - Nの視点〜俳優界のマルチの話〜

 

注意すべき心理的誘導

NAT(New ABO Training)の後に行われるこの面談は、セミナーで語られた耳障りの良い話を部分的に否定し、現実的な計画を提示することで信頼感を演出します。

しかし同時に、人間関係崩壊リスクを軽視した説明や、カルト的スピリチュアルへの誘導も含まれます。

海賊塾に参加した時点で「覚悟」を決めていない人も、この流れでその気にさせられてしまう可能性が高いのです。

 

次回予告

次回は、アムウェイ本社の地下ホールで行われた「願望明確化」の大規模セミナーについてお伝えします。

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